ソフト闇金とは

超ブラックでも借りれる金融

闇金とは

闇金とは、主に正規の貸金業者として登録されていない貸金業者のことを指します。登録されていても、高金利を提示したり、犯罪まがいの執拗な取り立てを行ったりする場合は、闇金業者とみなされることがあります。
そのため、「当店は闇金業者です!」と公言しているわけではありません。その名の通り、闇の中に存在しているのです。

しかしソフト闇金の場合は違います

インターネットで検索すると、堂々と「ソフト闇金」を名乗る業者がたくさん出てきます。
問題は、こうした業者を「違法性はない」と確信して利用している人が多いことです。
では、「ソフト闇金」とはどのような貸金業者で、どのような問題があるのか、詳しく見ていきましょう。

最初のイメージは好意的

闇金というと怖いイメージがありますが、ソフト闇金は違います。
インターネットでソフト闇金のホームページを見るとわかりますが、印象は正規の貸金業者と同じです。
実際にソフト闇金を利用してみると、丁寧な対応で安心感があります。
しかし、これは序の口で、返済ができなくなると途端に取り立てが厳しくなってしまいます。

ソフト闇金の金利は

一般的に、闇金の金利は「トイチ」「トサン」と呼ばれています。
トイチ」は10日間10%の利息、「トサン」は30%の利息を意味します。複利計算で年利に換算すると、「トイチ」の場合は3142%という法外な金利になります。

ソフト闇金の金利は闇金とほぼ同じです

2週間から1ヶ月で30%程度の金利と言われていますが、実際には初回融資で7日で20%、10日で30%という金利を設定している業者が多くあります。
さらに、そこでは3,000円程度の手数料も取られます。
7日で20%だと、10万円を1週間借りて2万円の利息ということになります。
普通の消費者金融だと、10万円借りたときの1ヶ月の利息は1,500円程度なので、その差は歴然としていますね。

なぜソフト闇金は取り締まりの対象にならないのか

なぜソフト闇金は、金利が違法であるにもかかわらず、インターネットなどで公に宣伝することができるのでしょうか。
その理由は、ソフト闇金の多くが「個人間融資」を謳っているからです。
彼らは正規の貸金業者ではなく、あくまで個人間融資であることを逆手にとって、利息制限法を無視した金利を適用しているのです。

ただし、個人間融資であっても、出資法で上限金利が決められている。
年利は最大109.5%と利息制限法を大幅に上回るが、ソフト闇金の金利はその何倍も高いので、やはり違法な貸付であることに変わりはない。

これを警察が積極的に取り締まらないのはおかしい。
しかし、ソフト闇金が「あくまで個人間の貸し借りだ」と主張すれば、警察は積極的に動いてはくれません。
個人のトラブルは民事であり、警察は極力介入しないという姿勢をとるからだ。
詐欺事件ならまだしも、ソフト闇金側から提示された契約条件を受け入れて利用しているのであれば、お互い様ということです。
もちろん、非常識で悪質な取り立てによる被害や暴力があった場合は、警察への相談も視野に入れる必要があります。